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SOUVENI-ART 西洋美術史の流れにおけるラインナップ

スーベニアートでラインナップしているアイテムを西洋美術史の流れの中で一覧にしました。
○印が現在ラインナップしているアイテムです。


西洋美術史 1

1. 古代ギリシア・ローマ
2. ゴシック
3. ルネサンス
4. バロック
5. ロココ
6. 新古典主義
7. ロマン主義
8. 写実主義/バルビゾン派
9. 印象派
10. ポスト印象派


1. 古代ギリシア・ローマ
古代ギリシアでは大理石やブロンズを用いて、優れた現実の身体をもとに、理想化された身体像が数多く作り出された。
そして古代ローマではその優美な古代ギリシア彫刻の模刻(ローマン・コピー)が盛んに作られた。
これらは西洋美術の根幹をなす造形原理の一つであり、後のルネサンス(再生)はこの表現の再生を指している。

●サモトラケのニケ
○ミロのヴィーナス
○ラオコーン
【参考】
建築:パルテノン神殿、コロッセオ


2. ゴシック
中世ではキリスト教の教義が絵画や彫像で視覚的に表現された。
また古代ギリシア・ローマが人体や物の立体感を捉える自然主義的な描写であるのに対して、
抽象的で平面的、そして厳格な趣の表現で描写している。
キリスト教の教義と視覚表現(裸体表現をタブーとする)の考え方は西洋美術の根幹をなすもう一つの造形原理である。

○ジョット
【参考】
建築:ノートルダム大聖堂(パリ)、ウェストミンスター寺院(ロンドン)


3. ルネサンス
ルネサンスは「再生」を意味し、それまでの宗教中心の考え方ではなく、
古代ギリシア・ローマのような「人間本来のすばらしさ」について再び追求した。
三次元的な空間を二次元上に再現する遠近法と、調和のとれた人間の身体表現の創出はその後の西洋美術の規範となった。
そして古代ギリシア・ローマの造形伝統とキリスト教的世界観の融合は多くの最高傑作を生み出した。

○ボッティチェリ
○レオナルド・ダ・ヴィンチ
○ミケランジェロ
●ラファエロ
●ティツィアーノ
【参考】
建築:サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、サン・ピエトロ大聖堂


4. バロック
ルネサンスの絵画よりも、光と影を強調しドラマチックに展開するバロックであるが、
宗教改革でカトリックとプロテスタントが対立する中、地域により主題は異なった。
カトリックの地域ではカラヴァッジオ(イタリア)、ベラスケス(スペイン)、ルーベンス(ベルギー)らが
絵画の最高位とされる歴史画(宗教画)を、一方、礼拝するための聖画像を禁止するプロテスタントの地域では
レンブラント(オランダ)、フェルメール(オランダ)らが肖像画や風俗画、さらには静物画、風景画を多く描いた。
やがて建築において装飾性が強まるにつれ、装飾的で優雅なロココへと移っていく。

●カラヴァッジオ
●ベラスケス
●ルーベンス
●レンブラント
○フェルメール
【参考】
建築:ベルサイユ宮殿、トレビの泉
音楽:バッハ、ヘンデル


5. ロココ
時代は絶対王政で貴族文化が花開く。宮廷での華やかな生活等が、軽妙にして洒脱、遊興的で優雅に描かれた。

●フラゴナール


6. 新古典主義
過剰に装飾的で感覚的なロココに反発し、常に立ち返るべき古典、唯一絶対の理想美を体現した古代ギリシア・ローマのリバイバルが起こった。
普遍的なテーマを明確な輪郭線と正確な肉づけで描いた。

●ダビッド
●アングル
【参考】
建築:エトワール凱旋門、マドレーヌ寺院、大英博物館、ブランデンブルク門
音楽:ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン


7. ロマン主義
新古典主義の抵抗勢力としてロマン主義が台頭した。
ロマン主義は新古典主義の古典の安易な模倣を批判し、また高貴な「歴史画」を頂点とする「美のヒエラルキー」を否定した。
個人の感受性によって「美」の判断は様々であり、多様な美、近代的な美のあり方を追求した。
アングル(新古典主義)VSドラクロワ(ロマン主義)の対立構造はしばらく続いた。

○ドラクロワ
○ターナー
【参考】
音楽:シューベルト、ショパン、リスト


8. 写実主義/バルビゾン派
新古典主義とロマン主義が対立する中、写実主義者を名乗ったクールベは「自分の見たものしか描かない」と
見たことのない英雄ではなく、名もない農民の生活や自然の姿等、今そこにある現実をありのままに描いた。
またミレーをはじめ、パリ南方のバルビゾン村に移住や滞在をして活動した画家達はバルビゾン派と呼ばれた。

○クールベ
●ミレー


9. 印象派
チューブ絵具が開発され野外での絵画制作が容易になると、天候や時間による光の作用で色調が多彩に変化することに気づき、
その感覚的な印象を絵画で表現しようとした。
印象派という名称はモネが参加したグループ展がモネの作品「印象ー日の出」の作品名をもとに
「印象派の展覧会」と酷評されたことから広まった。

●マネ
●ピサロ
●ドガ
○モネ
●ルノワール


10. ポスト印象派
印象派という名称がついているが、いわゆる「印象派」とはかなり異なる。写真機の精度が上がる中、絵画でなければ表現できないことを追求した。
ゴーギャンらは印象派の「目に映ったイメージの再現」は外面しか目に映っていないと不満を抱き、想念(思い)をも視覚的に表現しようとした。
セザンヌは一つの視点から遠近法を用いて物事を描くのではなく、上下左右等、複数の視点から物事を捉えて、一つの平面に表現した。
こういった捉え方は後のピカソをはじめとする多くの画家達に影響を与えた。

○セザンヌ
○ゴッホ
●ゴーギャン


以降はフォーヴィスム、キュビスムへと繋がっていきます。




<追記>
つづきまして、商品のラインナップはございませんが、20世紀以降の西洋美術史です。


西洋美術史 2

1. フォーヴィスム
2. キュビスム
3. ドイツ表現主義
4. 抽象美術
5. ダダ
6. シュルレアリスム
7. 抽象表現主義
8. ポップアート
9. コンセプチュアルアート
10. ミニマルアート
※1970年代〜現在


1. フォーヴィスム
ポスト印象派のゴーギャンやゴッホらは既に色彩を用いて内面を表現していたが、
それは求める色彩をした対象物をそこに描き込むことで表現した。
フォーヴィスムの画家たちはたとえ現実の色彩とは違っていても、
色彩を現実を再現するためでなく、感情を表現するものとしてそのまま使用した。
その大胆な色使いの作風が野獣のようであるということからフォーヴィスムと呼ばれた。

マティス


2. キュビスム
ルネサンス以降、一つの視点から遠近法や明暗法などを用いて三次元の対象を二次元の平面に立体的に表現してきたが、
キュビスムはポスト印象派のセザンヌの影響を強く受け、対象をまず複数の視点で捉えて、
次に幾何学的な形態(球、円錐、円筒)に分解し、そしてそれらを一つの平面に立体的に再構成するというプロセスで描くことで、
従来よりもより正確に対象を表現しようとした。
立方体を積み重ねたようなフォルムからキュビスムと呼ばれ、その作品は感情や感覚的なものではなく、
頭を使って分析的に表現されている。

ピカソ
ブラック


3. ドイツ表現主義
ポスト印象派のゴーギャンやゴッホ、さらにはフォーヴィスム等で見られた感情表現はドイツ表現主義へと続く。
表現主義とは感情を表現する芸術のことである。
このドイツ表現主義は後の抽象美術や抽象表現主義に影響を与える。




4. 抽象美術
ドイツ表現主義の一派「青騎士」の中核を担ったカンディンスキーは、
ある日、横倒しになった自分の絵を見て、何を描いたかということよりも色彩の斑点の美しさが目に入り、
絵画は何か対象を描く必要はないと確信し、対象を描かずに感情を表現した。
一方、ピート・モンドリアンは感情を一切排除し、キュビスムの構成原理をさらに徹底、単純化させて推し進め、
構図においては水平と垂直、色彩においては赤青黄の三原色と白黒の基本的な要素だけで表現した。

カンディンスキー
ピート・モンドリアン
クレー
カジミール・マレーヴィチ


5. ダダ
第一次世界大戦の最中、チューリヒから始まった芸術運動。
機械文明・科学技術の発達は史上初の世界戦争をもたらし、その中で人間性を取り戻すために、
それまで正しいとされてきた既成概念を芸術を含め否定した。
マルセル・デュシャンは既製品にサインをすることでそれを芸術作品に変え、
「個性や才能に支えられた芸術」という既成概念を破壊した。

マルセル・デュシャン


6. シュルレアリスム
ダダの破壊精神を引き継ぎ、既成概念を否定した。
詩人ブルトンは常識や慣習で囲い込まれた人間の解放を謳う「シュルレアリスム宣言」を発表し、
夢や無意識の世界に新しい芸術の価値の可能性を感じていた。
画家たちはそのシュルレアリスムならではの手法で作品を制作したが、大きく二つの特徴がある。
その一つは、あらかじめ描く内容を想定せず無意識任せで描いていくオートマティスムで無意識の世界を表現しようとした。
これはエルンストやミロが代表的で、後の抽象表現主義に影響を与えた。
もう一つは、互いに関係のない要素を偶然出会わせること、また日常見慣れたものを思いがけない視点で捉えることで、
夢や無意識下でしか起こりえない世界を現実以上にリアルに描いた。
こちらはダリやマグリットに代表され、後のポップアートや広告美術に影響を与えた。

エルンスト
ジョアン・ミロ
サルバドール・ダリ
マグリット


7. 抽象表現主義
シュルレアリスムや抽象美術、ドイツ表現主義の激しい感情表現の影響を受けてニューヨークを中心に隆盛した。
第二次世界大戦の戦火を避けてヨーロッパの前衛芸術家たちがアメリカに多数亡命してきていた為で、
これを機に美術の中心がパリからニューヨークへ移っていった。

ジャクソン・ポロック
マーク・ロスコ
バーネット・ニューマン


8. ポップアート
ポップアートは画家の情念や感情が渦巻く抽象表現主義に対する反抗と、
また第二次世界大戦後のアメリカの大衆消費社会という時代背景から、
日常生活において誰もが知っている大衆文化に主題を求めて表現した。

ロイ・リキテンスタイン
アンディ・ウォーホル


9. コンセプチュアルアート
コンセプチュアルアートはポップアートの一見能天気な傾向を批判し、
作品とはアーティストの思考と言語と現実認識の関係から生まれてくるものであると主張し、
制作されたモノ自体ではなく、その概念・考え方を作品とした。

ジョゼフ・コスース


10. ミニマルアート
ミニマルアートはポップアート、コンセプチュアルアートと同時代に、
先行する抽象表現主義を一部批判しつつ継承し、
作品の構成要素をギリギリまで突き詰め、最低限の条件で作品を成立させた。

フランク・ステラ


※1970年代〜現在
さらに多様な主義主張や表現形式が生まれ、また混在し現在に至っているが、
いずれにせよ描写的表現にとどまらず、概念の部分に対する表現が平面作品、立体作品ともにより注視されるようになった。


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